基礎工事
石井建材では、基礎工事を承っております。 家が傾いたり沈んだりしないよう、建物の荷重を偏りなく地盤に伝える基礎工事のなかで、ベタ基礎の他に、以下の種類の基礎工事を行っております。
- ベタ基礎
木造建築の際の現在主流の工法で、鉄筋コンクリート造の堅固な下地を基礎とします。建物下の地盤全体に鉄筋を配筋し、そこにコンクリートを流し込んで作ります。地盤に施工された鉄筋コンクリート面全体で建物を支える構造になっているため、地震や台風などの衝撃を効果的に地盤へ逃がすことができるので、軟弱地盤でもこの工法で安全に家を建てることができます。床下の防湿対策にもなります。 - 布基礎
木造建築の際の従来からある工法で、逆T字型のコンクリートに鉄筋が入った基礎で建物の土台を支えます。しっかりした地盤である必要があります。また、地盤の強さによって底版の幅が決められています。 - 布基礎+土間床
主に寒冷地で行われている断熱/省エネ住宅に適した最近の基礎工法で、床下全面を土で埋め尽くして、その上にコンクリートで固めます。コンクリートの蓄熱性能と地熱の影響で、夏は涼しく冬は暖かく、床下からの湿気を完全に遮断できます。 - 逆ベタ基礎
ベタ基礎を上下逆にした形状の基礎工法で、コンクリートの打設が1回で良いため比較的安いコストで行えます。配管を基礎内に入れてしまうと、後のメンテナンスが大変なのと、立ち上がりが建物外周部のみしか無い場合は危険な基礎となる場合があります。 - 深基礎
敷地/地盤に高低差や傾斜がある場合などに基礎を深くして、地盤の高低差や傾斜に対応しようとする方法です。布基礎、べた基礎どちらの場合でも深基礎を行う場合があります。
基礎工事工程
ベタ基礎の一般的な工程です。
- 地盤調査
地盤の強さによって適用できる工法できない工法があり、また地盤改良(土に凝結剤を混ぜ固めるなど)が必要かなど、初めに調査します。 - 遣り方
工事に先立ち、貫や杭などで建物の周りに囲いを作り、土工面や構造物の位置を表示して施工の目安にします。 - 掘削(根切り)
建物の外周部、内周部を油圧ショベル/ユンボなどを使って掘り下げ、平らに仕上げます。 - 砕石敷き込み(割栗石/再生砕石)
基礎内部に10cm程度砕石を平に敷き込み、基礎が沈まないよう十分に転圧を行います。 - 捨てコン
強度を出すためではなく、正確に施工するために住宅の外周部や内周部に墨を出すために、薄くコンクリートを流す補助的工事です。砕石の上に捨てコンと呼ばれるコンクリートを流し、基礎の前に表面を平坦にします。 - 配筋
耐力を上げるために必要な鉄筋を、次工程のベースコンクリート中に入る形で配置します。 - ベースコンクリート
完成した配筋のところに生コンを流し込みます。 - 基礎立ち上がり
土台の乗る部分などに指定された幅の型枠を組み、型枠の中に生コンを流し込みます。 - コンクリート養生
コンクリートが固まるのを待ちます。 - 枠払し
型枠を解体します。 - 土間打ち
玄関や勝手口、テラスなどの上がり口などにコンクリートを流し固めます。
基礎工事費用
基礎工事費用の概要です。
- 基礎工事(ベタ基礎):¥50,000〜¥55,000/1坪
※工法および諸条件によって費用が変わります。
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